イベント運営で一番の課題となるのが集客ではないでしょうか?
どんなに価値のあるイベントも、その価値を周知できなければ誰にも伝わりません。
そこで今回は、イベントで集客するための広告テクニックや、PRの考え方をみなさんにご紹介していきます。
イベントの集客方法で悩んでいる方、広告を使ってイベントの集客をしてみたい方はぜひご一読ください。
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イベントの目的
商品の販促、企業のブランディング、プロダクトの認知度向上など、様々な目的でイベントは行われます。
イベント会社に委託して行う場合や、スポンサーという形で複数の企業が合同で行なうパターンもあり、イベントを設計する際は企画や運営方法を幅広く検討していく必要があります。
PRイベントであれば、イベント会場での認知はもちろんのこと、イベントの告知をテレビ番組や地方紙、WebメディアやSNSで行うことで、告知そのものがブランディングにもなります。
カンファレンスやエキスポ、セミナーや講演会では、題材に興味のある事業者や顧客層が集まるので、確度の高い潜在顧客に絞ってアプローチすることが可能です。
エキスポでは近い業種の企業とのコミュニケーションや情報共有の場ともなり、繋がりを広げる機会ともなります。
オフラインのイベントではユーザーと直接触れ合うことができる貴重な機会となります。
新規ユーザーの獲得はもちろんのこと、既存ユーザーとの信頼関係構築、CRMに最適な場となります。
まずはイベントの目的や達成すべきことを明確にし、それからどんなイベントにすれば目的が達成されるのか、どんな集客手法があるのかを洗い出していきます。
PR目的のイベントを成功させるコツは「PR目的のイベントを成功させるには?企画のコツや開催するメリットを解説」で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
イベントは集客が命
オンラインイベント、オフラインイベント問わずイベントの成功のためには集客は必ず必要になります。
お客さんが全然いないすっからかんのイベントだと、せっかく来てくれた人から「人気のないイベントなのかもしれない」と思われてしまいます。
1人でもたくさんの集客を手に入れるために、可能なプロモーションはできる限りやっていきましょう。
そのために集客人数でKPIを立てておき、目標達成に向けてありとあらゆる策を練っていく必要があります。
イベントの内容や予算、規模感にもよりますが、「イベントの総費用 ÷ 来場者」で、来場者1人あたりの単価を考えていくことも有効な指標となります。
広告以外のイベント集客方法を考える
集客方法についてですが、まずは広告やpaid施策よりも、オーガニックの施策で集客できる方法を考えましょう。オーガニックでの集客施策を全て洗い出した上で、それをさらに効果的にするために広告施策をプラスしていくイメージです。
広告以外のイベント集客方法は、以下の方法が挙げられます。
- WebサイトやSNSでの告知
- テレビ局や新聞社に取材依頼をする
- 人通りの多いところで企画する
- ジョイントベンチャー(JV)を活用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
WebサイトやSNSでの告知
まずはWebサイトやSNSイベントの告知をしていきましょう。
SNSでの拡散力のある出演者や、関連性の高いインフルエンサーに拡散や告知をしてもらう手法もあります。
しかし認知度があまりない企業だと、短期間でフォロワー数を上げることは難しく、オーガニックでの拡散には限界があります。
テレビ局や新聞社に取材依頼をする
イベントを開催する場所にも寄りますが、地方にフォーカスしたイベントであれば地方テレビ局や地方新聞社に取材してもらえるかもしれません。
もちろんイベント内容はスケジュールによっては取材してもらえない可能性もあるので、100%確約できるわけではありませんが、マスメディアで取り上げてもらうことで、かなりの告知効果が期待できます。
イベントの概要やスケジュールが決まり次第、テレビ局や新聞社に取材依頼をしておくようにしましょう。
人通りの多いところで企画する
イベントの集客力に自信がない方は人通りが多く、告知をしなくても集客ができる場所で企画をすることをおすすめします。
通行人に足を止めてもらうことも簡単ではないですが、数人が足を止めてくれると連鎖的に足を止めてくれるお客さんが増えていきます。
行列についつい並びたくなってしまう心理をバンドワゴン効果と言います。
人通りということでなくても、他企業との合同イベントや、イベントの中の1ブースとして出店するということであれば、費用的にも集客的にもリスクは少なくなります。
知名度のない状態でイベントを行う際には、このようなミニマム運用がおすすめです。
ジョイントベンチャー(JV)を活用する
ジョイントベンチャーとは、複数の企業・組織が互いに出資し、新しい会社を立ち上げて事業を行うことですが、マーケティングにおいては戦略的提携という"手法"を指します。
この手法を活用することで、相手企業の信頼を借りたり、顧客リストへのPRがスムーズになります。
例えば、マットレスをPRしていこうと考えた場合、ホテルや旅館といった宿泊施設とジョイントベンチャーすることで、自然なPRが実現できます。
両社の条件次第ですが、宿泊施設側は、低コストでマットレスを仕入れられるメリットがあります。マットレスの会社側は、宿泊施設を利用する見込み客にマットレスを知ってもらい、体験してもらえるメリットがあります。
また、宿泊施設とマットレスの会社それぞれの知名度やブランド力が上がることも、お互いにとってメリットがあります。ホテル側が高級ホテルとして知られるようになった場合、そこで採用されているマットレスとなれば非常に価値が上がることがお分かりいただけるはずです。
このように、企業同士で手を取り合うことも効果的なPRをする上で重要なのです。
広告をイベント集客に活用する
Web広告だけで集客しようとすると費用対効果や、集客規模の面でどうしても限界がきてしまいます。
大きめのイベントで大々的にPRするとしても、やはりイベントの質や価値を高め、オーガニックでの集客をしっかりとした上で、適切な広告施策でグロースさせていくというという方針をおすすめします。
もちろん青天井で予算が使えるということであれば、テレビCMやabemaTV、コネクテッドTVで番組を作って告知することも可能です。
ここではミニマムで運用できるイベント集客に活用できるWeb広告施策例を紹介していきます。
イベント内容やジャンル、ターゲットとなるユーザーの年代や目標によっても変わってくるので一概には言えませんが、汎用性の高い広告をいくつかピックアップしてみました。
Google リスティング広告
Google広告のメニューのひとつであるリスティング広告は、検索広告とも言われており、Googleの検索エンジンで対象のキーワードを検索した人にだけ配信する広告です。
検索結果ページのトップに掲載されるため、ユーザーからの視認性やクリック率は高い傾向にあります。
SEOコンテンツで1位を取るよりも容易に掲載できる点がリスティング広告のメリットです。
例えばキャンプのイベントで集客するとしたら、「キャンプ」「寝袋」「コッヘル」というようなキーワードで検索した人だけに広告を配信するイメージです。
Google広告では地域でセグメントターゲティングすることも可能なので、上記の検索キーワードを東京都内に住んでいる人だけに配信することもできます。
Googleの検索エンジンは幅広い年代層に利用されているため、年齢、性別、地域、検索ニーズで絞り込み、確度の高いユーザーに配信することが可能です。
また、リスティング広告はクリック単価が他の広告媒体と比べると安い傾向があります。
1回のクリック単価は50円〜300円くらいなので、予算に応じて運用することができます。
小予算の広告費だったとしてもミニマムで配信できることがGoogle広告のメリットです。
参考:Google広告でビジネスを拡大しよう - Google
Google広告についてさらに知りたい方は「【初心者向け】Google広告の出稿手順とクリエイティブの考え方をキャプチャ付きで解説」がおすすめです。
Meta広告
Meta広告ではFacebookやInstagramに広告を出稿することができます。
ネイティブ広告のようにFacebookやInstagramの通常の投稿に近い形で広告を配信することができるので、ユーザーに違和感を与えづらいのがMetaの特徴です。
Facebookは30代〜40代の利用が多く、インスタグラムは20代を中心に40代までの利用率が高いので、Meta広告を活用することで、幅広い年代層にアプローチすることが可能です。
FacebookやInstagramで広告を配信するためには各媒体の「投稿を宣伝」機能を利用するか「Facebook広告マネージャ」から広告を出稿する必要があります。
参考:ビジネスのストーリーを伝える美しくパワフルな方法を見つけましょう - Meta広告
「投稿を宣伝」機能について詳しく知りたい方、「Facebook広告マネージャ」経由での出稿との違いを知りたい方は「【比較】Facebook(Instagram)の「広告マネージャ」と「投稿を宣伝」のどちらを使うべきか?違いと出稿方法を解説」をご覧ください。
YouTube広告
リスティング広告同様、Google広告の中の人気メニューである「YouTube広告」もイベントのPRに最適です。
YouTube広告の中にもいくつかメニューがありますが、インストリーム広告はYouTube広告の中で最もポピュラーな動画広告で、YouTubeを視聴している際に、動画の最初や途中で差し込まれる広告のことです。
月額の有料サービスである「YouTube Premium」加入者には広告が配信されませんが、全体の8割以上のユーザーはYouTube Premiumに加入していないため、多くのリーチが獲得できると考えられています。
YouTube広告は他のWeb広告やSNS広告のメニューと比較するとブランディングや認知度アップに特化している広告なのでイベントの告知には相性が良いといえます。
参考:YouTube 広告でビジネスの成長を促進 - YouTube
YouTube広告の配信方法については「【初心者向け】YouTube動画広告の配信手順をキャプチャ付きで解説」の記事でまとめていますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
テレビCM
前項で「予算が青天井であればテレビCMに出稿しても良いのではないか」と記述しましたが、実は限られた予算でもテレビCMを放送することは可能です。
「全国放送で19時から放送している人気番組でCMを放送したい」となると、さすがにかなりの金額が必要になってきますが、地方テレビ局の地域番組であれば1枠5万円〜10万円程度で購入できる場合もあります。
芸能人を起用してCMを撮影するとなると、予算は一気に跳ね上がりますが、芸能人を起用せず自社のリソースのみでCM作成を完結させることができれば、制作費を抑えることもできます。
地上波だけでなくCS・BS番組にも配信することができるので、ターゲットに応じてどの広告枠を購入するのかを精査していきましょう。
関連記事:テレビCMを配信するメリットとは?Web広告との連携や効果測定の仕組みを解説
また、イベント集客は広告を出せば良いわけではなく「適切なターゲットに適切なメッセージ」を用意した上で実施しなければ望む結果は得られません。以下にPR動画を作る際におすすめの記事をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
PR動画を作る際の参考になる記事
動画広告を上手く作りたい!制作ディレクション方法と発注のコツを解説
動画広告とバナー広告はどちらが効果的?活用メリットから選び方まで解説
顧客の心に響くブランディング動画とは?活用方法や作り方のコツを解説
再生回数がうなぎ登り!メリットだらけの漫画動画で収益化!効果的なプロモーションをめざそう!
PRイベントの企画を外注する
PRイベントの企画は、動画制作だけでなく数々のイベントの認知拡大を支援してきた当ブログを運営するNOKID(ノーキッド)がおすすめです。おすすめのポイントは以下のような点です。
1.2,000名を超えるNOKID審査基準を満たしたクリエイターによる幅広いテイストへの対応力
アニメーションという表現方法の中にも、スライドに動きをつけたものから3DCGを活用したもの、セル画など多岐に渡るテイストがあります。NOKIDでは、独自審査を通過したクリエイターによって幅広い要望にお応えできます。
2.PR方法までを考慮した"作るだけではない"動画企画・制作力
動画を制作する場合には、要望通りに動画を制作することだけでは効果を発揮しないことが多くあります。NOKIDでは、動画の活用目的に沿った構成や表現を計画しております。
例えば、TikTokであれば認知に適したアルゴリズムになっておりユーザーが次々と動画をスワイプして観ていきます。そのため、冒頭の2〜3秒で注意を引くためのアイデア、PRに繋げるためにどのような情報を発信すべきかといった"ビジネス視点とクリエイティブ視点"のバランスを意識しております。
反応が取れるからといって、ビジネスにまったく繋がらない「奇抜な投稿」では制作費用を掛けても企業の価値が上がることはほとんど考えられません。
3.イベント・プロジェクト企画からPRまで対応可能な企画力
イベントの成功には、どれだけの見込み客にイベントを知ってもらい、興味を持ってもらえるかがカギを握ります。素晴らしいイベントであったとしても、上手くPR活動を行わなければ知られることはなく盛り上がりにかけた状態で終了を迎えます。
NOKIDでは、どのようにオンラインでイベントを認知させていくか、そのために適した動画はどんな内容にすべきか、といった企画から支援してきました。
SNSを効果的に活用することで、イベント開催前から認知を広げるだけでなく、開催期間中にも飽きさせず盛り上がりを演出することで「参加はしていないユーザーにも興味を持つきっかけを作る」ことまで工夫を凝らしました。
4.NFTなどの最新技術をいち早く実行して蓄積された変化への対応力
NFTなどの最新技術も積極的に取り入れて、PRに活かすよう心がけております。上図のようにカンファレンスへも登壇することで情報の発信も行っております。
ぜひ、制作実績をご覧になってどういった表現ができるかを確認してみてください。
イベント集客のための広告運用についてのまとめ
・イベント集客は、イベント内容やジャンル、ターゲットとなるユーザーの年代や目標によっても変わる
・広告運用でイベント参加者の全てを集客しようとするのではなく、オーガニック施策を最大限まで伸ばした上で、補助的に広告運用を行っていくことがおすすめ
今回はイベントで集客するための広告テクニックや、PRの考え方をご紹介してきました。
考え方や施策の方針はイベントの内容によっても変わってくるため、イベント運営でお悩みのことがございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。まずは以下の資料ダウンロードページから、ターゲットに響くクリエイティブの作り方などのお役立ち資料を手に入れてください。
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